急速なドル売りは何を意味しているのか?トレードの心得指南付き!

こんばんは!

昨日のブログでも書きましたが、アメリカが揺れています。

トランプリスクへの警戒が加速する

トランプ大統領にまつわる疑惑、いわゆるロシアとの機密文章の問題や、政権の人事問題などが取り沙汰され、それに対して相変わらずの強硬姿勢を貫いているなど、色々と逆風にさらされている感じがあります。

トランプ大統領の態度は今にはじまったことではないのですが、それに対するリアクションというか、世間(主にマーケット)の捉え方が数ヶ月前とは大きく変わっているが印象的です。

爆弾発言連発のトランプ大統領ですから、いつ何があってもおかしくないとの危機感は就任当初から感じていますが、アメリカのデリケートな部分にまで触れる行動をしている点や、政権運営自体への危機感も相まって、マーケットも警戒の色を強めています。

報道が大きくなるにつれて、各国のマーケットで敏感に反応をした結果、リスク回避のドル売りが昨日から断続的に続いているといった形です。

今現在も下がり続けているので、今夜のNY市場もドル売りが優勢の展開になるかもしれませんね。

100~200pipsくらいの幅でのレンジと捉えれば、そこまで驚くことのない値動きなのですが、ドル買い材料以上にドル売り材料の方が多いだけに、加速度がどこまでつくのかに注意して見守っていきたいところです。

注目ポイントは『キッカケ』?

今回の円安で気になるのは、その下がり方です。

トランプ大統領の行動を問題視するのは分かりますが、それだけが理由にしては、マーケットの反応はいささか遅すぎる気がします。

昨日からのドル売りの流れは、単純にトランプリスクに対する行動というよりも、『トランプリスクをキッカケにしたドル買いへの調整売り』といった見方が正しいでしょう。

相場ボラリティをみていくと、ここ最近の傾向として何かしらのキッカケでスタートした値上げ・値下げに、まるで呼応するかのうようにみんなが流れに乗っかっていき、結果として加速度がついた上げ・下げに繋がっていく。といった感じです。

マーケットとはそもそも、そういった雰囲気やまわりの流れに合わせる傾向にはあるものの、それがいささか過剰である点は注意してみていかないといけません。

逆張り狙いは要注意!

こういった時に大きく損をして退場を喰らってしまうのは、大底・天井で掴みたがる逆張り主義(?)のトレーダーです。

確かに逆張りは気持ちがいいですが、それに伴うリスクが大きくあることも理解しておかないといけません。

トレードの基本を順張りの意識に設定する方が、そうした大きな損失を防ぐことができます。

「頭としっぽはくれてやる!」くらいの余裕を持たずに、天井や大底を掴むため、つまりせいぜい数pips程度の取りこぼしを損と考えることによるリスクが、果てしなく大きいことを理解する必要があります。

心の余裕=証拠金の余裕

余裕というのは、証拠金という意味でもあります。

ギリギリ一杯まで枚数を持ちたくなる気持ちは分かりますが、10pips程度の含み損は普通のことと考えられように資金をコントロールするのも、非常に重要な要素です。

伸るか反るかの博打をしているわけではなく、あくまでも投資をしているという意識をしっかりと持つこと。

これは意外と簡単なようで難しかったりするので、この記事を読んで「ギクっ!」と感じた方は、今からでも遅くないので、気を付けるようにしましょう。

たまたま上手くいった時があったからって、次も上手くいくとは限らないってことを、しっかりと意識して下さい!綱渡りのような投資からは、早く卒業しましょうw

最後の方は、ちょっとしたトレード指南になってしまいましたがw

文章として読むぶんには、当たり前のことのように感じるかもしれませんが、実際にやってみるとなると、なかなか出来ていない人の方が多いのではないですか?

これをキッカケに、大人の余裕を持った、
ワンランク上のトレードが出来るように、意識してみて下さい(^^)

それでは、また。

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