GW明けのマーケットをチェック!今一度現状をしっかりと把握しましょう!

GWはいかがお過ごしだったでしょうか?
しっかりとリフレッシュした今週は、気分も新たに気合いを入れていきましょう!!

フランス大統領選は波乱ナシ!

GW明け早々から、大きな嬉しいニュースが舞い込んできました。
『フランス大統領選、マクロン氏勝利』

他国の大統領選を喜ぶのも変な感じに思うかもしれませんが、市場関係に留まらず世界中のビジネスマンが、今回のマクロン氏の勝利を祝福したことでしょう。

ただ、「マクロン勝利!」というよりも「ルペン敗北!」に喜んでいる人が大半でしょうが・・・w

昨年まで続いていた「もはや止めるのは不可能では?」とさえ感じてしまう程のポピュリズム的な時代の流れに一石を投じる形となった、今回のフランス大統領選。

若いマクロン新大統領への政治的な不安はフランス国民的には無いわけではないでしょうが、世界経済の流れとしてはEUの崩壊を防ぐという意味で大きな意味を持ちます。

今回の大統領選は、『ヨーロッパの1つの国であるフランスのトップを決める』というだけに留まらない大きな意味を持っていました。

ただそれは「ルペン氏に代表されるEU離脱派が勝利するかどうか?」への興味であって、EU残留派であれば誰でもよかったとも言えます。

フランス国民からすれば、あまりにもそれは無責任な興味に思えるでしょう。
選挙が終わった今だからこそ、新しい若い大統領であるマクロン新大統領へ、心からのエールを送って見守りたいですね。

欧州各国、そして世界経済の今後は?

昨年のオーストリア大統領選、3月のオランダ下院選、そして今回のフランス大統領選と、ヨーロッパ各国ではポピュリズム政党が次々と敗北をし、ヨーロッパの政治不安はだいぶ和らいだといえるでしょう。

この先に注目されるのはイタリアですが、フランスに比べれば現在の世界経済における存在感は雲泥の差ですし、そもそもスキャンダルがつきもののお国柄もあり、なんだかんだ年内の総選挙はないでしょう。

北朝鮮との軍事衝突もトーンダウンしていますし、そうなると目下の注目は、アメリカの利上げペースにまた戻るでしょう。
幸いこれは良好な経済指標が下支えしていますから、大きな波乱もなく年2回以上のペースは守れそうです。

ようやくこれである程度は世界経済が安定しそうな感が出てきたので、急激な円高といったリスクはだいぶ軽減されたでしょう。

とはいえ、積極的な円安に繋がる要因もありませんし、目下アメリカでは貿易赤字を盾にドル高を牽制する動きも出ています。

この辺りの攻防が今後どう実際の行動に移されるのか。
ここに注目ですね。

今週の注目の経済指標&イベント

  • 5/09(火) 豪・3月小売売上高
  • 5/10(水) 中・4月消費者物価指数
  • 5/10(水) 欧・ドラギECB総裁講演
  • 5/11(木) NZ・RBNZ政策金利発表
  • 5/11(木) BOE政策金利発表
  • 5/11(木) BOE議事録公表
  • 5/11(木) BOE四半期インフレレポート
  • 5/11(木) 米・4月生産者物価指数
  • 5/11(木) 米・新規失業保険申請件数
  • 5/12(金) 米・4月消費者物価指数
  • 5/12(金) 米・4月小売売上高
  • 5/12(金) 米・5月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

今週は大きな反乱があるかわかりませんが、アメリカの指標次第ではそれなりに値動きがあるかもしれません。

政治不安が払拭されたことで、大口のファンドがいよいよ仕掛けに出る可能性も高まっているので、どちらかといえばそっちの動きに注意した方がいいでしょう。

ファンド勢が仕掛けてくるタイミングに相乗りできれば、大きな利益も期待できるので頑張りましょう!!

それでは、また。

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