こんばんは!
今夜はお待ちかねの米雇用統計Night!
結果はこのようになりました・・・!
米・雇用統計結果速報!
- 非農業部門雇用者数:+15万6000人(+17万2000人)
- 失業率:5.0%(4.9%)
- 製造業雇用者数:-1万3000人(-4000人)
- 平均時給(先月比):+0.3%(+0.2%)
- 平均時給(前年比):+2.6%(+2.6%)
()内はエコノミストによる事前予想の数値
結果は予想を下回る下振れ!
ご覧の通り、結果は事前予想を下回るという結果に・・・
それを受け早速マーケットでは前日までのドル高の流れから切り替えして、ドル安方面へと現在進行しているといった展開になっています。
もし好結果ならドル円105円越えもあり得ただけに残念な結果ですね・・・。
ただ、予想を下回る結果だったにも関わらず、ドル円の下げ幅は約100pips前後と、そこまで大きくありません。(最近の相場の小幅な値動き相場の中では際立ちますが。。。)
ここから週明けにかけて、どこまでこの流れが続くのかにもよりますが、一気にドル円100円割れといった展開には今のところならなそうですから、そこはよかった点じゃないですかね。
大体ラインとしては、102円を割るかどうかがポイントになると思うので、この後のドル売り・円買いの流れの勢いを注意深く見守りましょう。
冷静な対応をする市場が目指すのは?
雇用統計Nightの結果を受けた現在の市場を見ても分かるように、ここ最近の市場は様々な出来事に対して冷静な対応をしている傾向が見受けられます。
冷静と聞こえはいいけど『冷ややか』『冷めた』といった言い方もできるかもw
為替だけに限ったことではありませんが、マーケット全体が盛り下がっている傾向にあるように個人的には感じます。
特に日本市場において個人から機関まで、勢いが感じられない冷めた印象です。
米経済への愛想が尽きた?チャイナマネーの撤退?
やっぱり最も大きいのは、米利上げがどうなるか?に振り回される展開に、いい加減愛想が尽きたというか・・・飽きられてきたというか・・・w
それが大きいのかなぁと思います。
年内利上げについても、一時期ほど注目が集まっていないのは確かですし、それに伴うリスク面と利益とを天秤に掛けながら、冷静なバランスの取れた対応をしているようです。
もう一つ大きな要因は、チャイナマネーの撤退だと思います。
中国経済の成長が鈍化してバブル状態にあった中国人投資家達が、守りに入って投資に対してリスク回避に注力して消極的になりつつあるのを肌で感じます。
これは日本バブル崩壊の歴史を教科書にした、現実的で冷静な対応といえます。
この辺りの狡猾さというか対応の上手さを見ると、例え経済成長が鈍化したとしても、侮れない存在だなぁと感じざるを得ません。もうすっかり経済大国の対応って感じですw
一見関係の無いように思うかもしれませんが、この夏に巻き起こったブレグジットによる影響も否定できません。
今年の夏以降、明らかに市場には元気が無くなったのを見ると、主に個人投資家の間で「投資の怖さ」のようなものを、痛い目に遭ったかどうかに限らず、改めて痛感したのかもしれません。
もう終わった過去の話のように思っている方もいるかもしれませんが、ブレグジットについては今後数年単位でずっと世界経済の重石になる重大案件ですから、まだまだ安心するのは早いと思います。
様々な要因があるとは思いますが、マーケット全体が盛り下がっている現状を打破する材料が今後出てくるのか?それ次第で世界経済の行方も大きく変わっていきそうです。
そういった意味でもやはり米利上げという大きなカードへ期待をせざる得ないのですが・・・なかなかこちら見通しも、明るいとは言い切れない状況ですからねw
判断が難しいところです。
今夜のNY市場&連休明けに注目!
世界経済の行く末も大事ですが今夜のNY市場の対応にまずは注目が必要ですね!
下げ止まり・戻りがどの程度起こるのか、それともまだ掘っていくのかw
注目しましょう。
月曜の日本市場は祝日で休場ですし、中国市場も連休の振替休みで10日まで休場のようです。
なので日本時間の日中は薄商いになりそうですが、逆にヨーロッパ時間のスタートには注意が必要になります。
そこから日・中の連休明けとなる火曜日!
ここがどうなるのか、まずは注目となる勝負どころですね。
それまでにトレンドがどちらに向かっているのか次第ですけど、あまりにも円高が進みすぎた場合は、政府・日銀が何かしらの手を打ってくる可能性、またはそれを匂わせる要人発言があるかもしれないので、気を付けましょう。
連休でも気が抜けないですが、FXは一年中気が抜けないですからねw
上手く休むのも必要だと思うので、息抜きのタイミングを見つけましょう(^^)
それでは、また。