アメリカ大統領選挙の山場!原油の動向にも注目必死の今週のFX!

こんばんは!

今週もよろしくお願いします(^^)

先週は日米のビッグイベント、FOMC&日銀金融政策決定会合が行われ、様々な思惑が交錯する難しい相場が続きましたねw

難しかった分利益を取れるチャンスも多かったですけど、結果はいかがでしたか?

原油価格と大統領選

週末の最後に原油価格の下落に釣られるように、NY株の下落と共にドル売りも進みましたが、今の時点ではまだその下げ幅を挽回できずにいます。

注目を集めているのはOPEC(石油輸出国機構)の非公式会合です。

開催されるかもハッキリしていないですし、非公式なものなのでどこまで影響があるのかはわかりませんが、原油価格の行方に影響を与えるものですから注目をされています。

声明や関係者の発言を受けて原油価格は上昇をみせつつあるので、それに釣られて株価や為替価格がどのように動くのかに注目が集まります。

その他の要素をみていこうとしても、アメリカアメリカアメリカ・・・

今年も残り3ヶ月となりましたが、中心はどうしてもアメリカになりそうですw

この後予定されているドラギECB総裁の議会証言も気になるところですが、やはり大筋は先送りにされたアメリカの年内利上げの行方です。

雇用統計は来週ですが、その前に今週の水曜日に予定されているイエレンFRB議長証言にも注目が集まっていますが、いよいよ利上げ問題とは別の大きな注目要素が本格的にスタートします。

ご存知の方も多いでしょうが、そうです!

アメリカ大統領選挙!!

その大きな山場となる第1回目のテレビ討論会が、26日の夜に開催されます!
(日本時間27日午前10時~1時間半予定)

1億人が視聴すると予想される大注目のイベントですが、候補者が候補者だけに激しい展開になることが予想(期待?)されていますw

大統領選の山場!

既に活発になっているアメリカ大統領選挙ですが、このテレビ討論会は終盤の情勢を大きく左右する山場とみられているだけに、注目度も非常に高いです。

政治と経済が密接な関係になることはご存知だと思いますが、特にアメリカの大統領選挙はその中でも最も注目されています。

しかも今回の大統領候補が女性初の大統領を狙うクリントン氏と、爆弾発言連発の問題児扱いされるトランプ氏ですから!普通に日本人の感覚や経済や投資に携わっている人の考えでは、クリントン候補で決まりなのでは?なんて思ってしまいますが、トランプ候補の人気は戦争大好きな共和党支持者の間では絶大なもの。

トランプ氏は過激な発言を繰り返し、おおよそ世界を引っ張る先進国のリーダーには相応しくないように感じますが、アメリカ人の一般層には「スカしたインテリ野郎なんて嫌いだ!」「お高くとまった金持ちや政治家なんてクソ食らえだ!」的な考えを持った人が多くいて、そういった人たちにとってトランプ氏は『嘘ばっかりの政治家と違い変革をもたらしてくれるリーダー』として支持されているので、クリントン氏が少しでもスキを見せようものなら、一気にトランプ派に流れる人が増えても驚けません。

事実、世論調査による支持率は2.8ポイント差と非常に拮抗しています。

個性的で強烈なトランプ氏という候補にもし押されてしまうような展開になれば、一気に「女に大統領はムリだ」みたいな風潮が高まる可能性もあるそうですし、健康面でも不安があるのでは?といわれているクリントン氏ですから、いかに弱さをみせずに毅然としてトランプ氏とぶつかっていけるかに注目です。

普通に戦えば、クリントン氏が勝つような気がしますが、アメリカ人の考えることは正直いってわかりませんからねw

過去にも息子ブッシュことジョージWブッシュとアルバート・ゴアの選挙戦のように「賢明なアメリカ人は皆、当然のようにゴアが選んだが、何故か結果は負けてしまった」なんて未だに遺恨が残る語り草になっている事件もあったそうですし、何があるかわからないのが大統領選挙みたいですからねw

FXや経済への影響は?

アメリカの大統領選挙が世界経済に与える影響は計り知れません。

しかし「クリントンが大統領になったらどうなるの?」「トランプが当選したらどうなるの?」といった単純な疑問の答えは結構難しいですw

中長期的に見た場合「トランプ氏が大統領になると悪影響が出る」なんて言われていますが、実際国を運営するのは大統領1人ではないですし、そう言われているのはトランプ陣営だって百も承知ですから、当然対策を講じてくると思います。

なので結果的に、それほど影響は出ないかもしれません。

しかし、もし戦争が始まったり、石油をはじめとする外交政策の方針が一変したりした場合は、大きく経済に影響を及ぼします。

問題はマーケットがどこまで予測し、敏感に察知して価格に影響を及ぼすのか。

こればっかりは、両候補の今後の発言や各長官に誰を使命するのかなどによって変わってくるので、直近でどうマーケットが動くかは予測しづらいです。

ただ、マーケットはクリントン氏が当選する方が安定すると見ているでしょうから、トランプ氏が優勢になれば不透明感が高まり不安定な情勢になるでしょう。

今のところはこれくらいを頭に入れておいて、今後両候補の発言や方針が発表されていくつれて、個別に判断をしていく必要がありそうです。

今週の注目の経済指標&イベント

  • 9/26(月) 米・大統領選、第1回テレビ討論会
  • 9/26(月) 米・8月新築住宅販売件数
  • 9/26(月) ドラギECB総裁議会証言
  • 9/27(火) 日銀金融政策決定会合議事要旨公表(7/29)
  • 9/27(火) 米・7月S&P/ケースシラー住宅価格指数
  • 9/27(火) 米・9月消費者信頼感指数
  • 9/27(火) 米・9月リッチモンド連銀製造業指数
  • 9/28(水) 米・8月耐久財受注
  • 9/28(水) イエレンFRB議長証言
  • 9/29(木) 独・9月雇用統計
  • 9/29(木) 独・9月消費者物価指数(速報値)
  • 9/29(木) 米・第2四半期GDP
  • 9/30(金) 日・8月全国消費者物価指数
  • 9/30(金) 欧・ユーロ圏9月消費者物価指数(HICP)(速報値)

今週もアメリカ中心ですが、ヨーロッパ市場の動きには注意しましょう。

日本市場は様子見ムードになるでしょうが、明日はちょうど日本市場の時間にテレビ討論会があるので、場合によっては大きく影響を受ける可能性もあります。

リアルタイムに市場に参加できる人はいいですけど、お仕事などで参加出来ない方は事前に防御策だけはしっかりとしておくようにしましょう。

それでは、また。

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