フランスEU離脱は本当に回避されたの?ブレグジットの二の舞いに注意!

投稿日: カテゴリー: FXブログ

フランスEU離脱は本当に回避されたの?ブレグジットの二の舞いに注意!

こんばんは!

クロス円の下落が一服しているように、リスクオフの相場にも徐々に落ち着きがみられるようになってきました。

これはいい傾向ではあるのですが「様子見ムード」といった状況なだけに、楽観視できる程に状況が改善された訳ではありません。

この先の展開の読みについては非常に難しいところですが、目下マーケットの注目はやはりユーロの動向でしょう。

フランス版ブレグジット『Frexit』の行方

フランスが今、揺れています。
正確にはここのところずっと揺れていたのですが、その他の要因で忙しく、あまりマーケットの注目度があがらなかったものが、他の材料が薄くなったのと、新たな展開をみせていることで、大きく注目を集めています。

もちろんそれは、フランスの大統領選です。

昨年のイギリスのEU離脱騒動、いわゆる『ブレグジット』は記憶に新しいところだと思いますが、EU離脱の波はヨーロッパ政治のムーブメントとなっており、イギリスに続けと言わんばかりに各国で火種が巻き起こっているのが現状です。

フランスもその例に漏れず、今回の大統領選の最大の注目は「フランスEU離脱推進派が勝利するのか?」となっています。

残留派が優勢?混戦模様になったフランス大統領選

これまでの世論調査ではEU離脱派の勢いがありましたが、最新の世論調査の結果、少々トーンダウンして残留派が優勢となったことで、ユーロ上昇の動きが目立つようになってきました。

ただ、これに関して我々はブレグジットで学びました。
「世論調査だけでは分からない。」ということをw

イギリスの時もそうでしたが、「まさかEU離脱するわけがない」「勢いは認めるが、結果は現状維持だろう」といった楽観視するムードが多く、当日の開票してもなお「残留派の勝利で決まり」といった報道が大勢を占めました。

各報道機関も、その経験があるので今回は失敗はしないように心掛けているでしょうが、『選挙ではどんなサプライズもありえる』ということは、ブレグジット然り、トランプ大統領誕生然り、我々は嫌というほど去年学びましたからねw

もしフランスまで離脱したら?EUはどうなる?

今のところ可能性は低そうですが、もしフランスまでEUを離脱する事態に発展したら、一体どうなるでしょうか?

EUを引っ張ってきた国は、主に工業のドイツ、金融のイギリス、そして農業のフランスです。
これらの主要産業で大きな力を持つ主要国がいることこそが、EUの最大の利点でもあったし、大きな強みでした。

しかしそこからイギリスが離脱し、もしフランスまで離脱したらどうなるでしょうか?

当然、他の国々も離脱する・・・と国民感情的はそうでしょうが、実際はそうはならないのかも?と思います。理由は単純で『離脱したところで、自国のみでやっていける力のある国が少ない』からです。

イギリスはEUが無くてもやっていけます。

むしろ世界的な金融市場のリーダーの1つですから、メリットも大きいでしょう。

フランスもヨーロッパの中では資源が豊富な国ですから、国内需要は自国の生産でまかなえるでしょうし、輸出をより強気にする外交ができるので大きなメリットが生まれます。

しかし、ドイツを除く他の国々はどうでしょう?

そもそもイギリスやフランスがEUを離脱しようとしている背景にあるのは、EU内の「お荷物国家」の負担を自分達がしていることへの不満の高まりです。

お荷物扱いされている国々は、EUが無ければやっていけません。
既に国家財政が破綻している、または破綻しかけている国が沢山あります。

現状を変化させようと離脱の機運が高まることはあるでしょうが、メリットよりもデメリットの方が大きいのが現実です。
そうゆう意味でも、EUの力が弱まることは避けたいので、フランスには残ってもらいたいのが本音でしょう。

ユーロ上昇の動きはEU存続への期待か?

そういった背景を加味すると今回の世論調査でのユーロ上昇は、まさに期待の表れとみるのがいいかもしれません。

何とかフランスの残留を後押しする材料にする為なのか、単純にホッとしたことへのお祭り気分なのかは分かりませんが、フランス残留を望んでいることだけは確かでしょう。

逆にフランスまでが離脱することになれば、EU崩壊はもう避けられないかもしれません。

元々EUとは距離を置いて接してきたイギリスが離脱するのと、リーダー格としてドイツと共に引っ張ってきたフランスの離脱とでは意味がまた違ってきます。

そういった意味でも、楽観視するのは軽率かもしれません。
実際に結果が出てみるまでは、緊張感を持っておく必要があります。

 

政治とマーケットは非常に密接な関係にありますが、特にこのEU問題はアメリカの大統領選よりもある意味ではインパクトが大きい、歴史的な決断の瞬間でもあります。

何がベストかは、見る人の立場によってそれぞれことなるので、簡単に答えを導き出せません。

ただ、グローバルマーケットの視点からみれば、現在の形に変化があることは歓迎したくないですからね。残留の方へ行って欲しいと個人的には祈っています。

 

それでは、また。

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